クアラルンプール近郊・外資系企業で働くCさん(女性・20代)
今回はマレーシア クアラルンプール近郊の外資系企業でリクルーターとして働く20代の日本人女性にお話を伺いました。
マレーシアで働こうと思ったきっかけは?
もともと海外に繋がる仕事がしたかったのですが、日本では就職活動がうまくいかなくて。それならいっそ海外勤務にフォーカスして就職活動をやり直しました。マレーシアは学生時代に1年間留学していたので、安心感もありましたね。ご縁があったのか、割とトントン拍子に決まりました。
現在のお仕事を教えてください。
BPOの会社でリクルーターをしています。ジョブポータルに求人をかけて集客し、候補者の面接から、入社に伴う事務手続きまで行っています。こまめに人材派遣会社とも連携を取りながら、クライアントの要望にマッチする人材を探しています。
上司はマレーシア人ですが、風通しの良い社風なので、ボトムアップがしやすいですね。色々な仕事を任せてもらえるので幅が広がります。私は新卒入社なのですが、日本だったらこうはいかないでしょうね。
どんなところに苦労していますか?
現状、海外希望者が少ないので、なかなか数が集まらないですね。マッチングに不安があっても、可能性にかけているところはあります。また、自身が新卒入社なので、他の会社と比べることが出来ないのですが、海外での仕事に少しでも興味を持ってもらえるように、求人原稿も試行錯誤しています。
採用側が求職者に求めるポイントはなんですか。
こういう仕事をしたいとか、どのようなキャリアを身につけたいとか、明確な目標を持っている人は好ましいですね。例えば、英語力は自然に身につくものではないので、どこまで自分が努力できるか。仕事内容は日本語でも、書類は英語。それを自分で読み解こうとする気持ちが必要だと思います。私自身、もともと英語は得意だったので、そこはスキルアップのチャンスだと前向きな気持ちで望んでいます。あとは柔軟性ですね。日本とは違う環境をどれだけ楽しめるかです。
マレーシアで働くことについて一言お願いします。
海外で働くと、自分の成長がダイレクトに感じられるのではないでしょうか。大抵の企業は日本より自由度が高いので、本人のやる気さえあれば色々な経験をさせてもらえます。
ただ、外国人と一緒に仕事をしていても、日本人としての矜持は忘れたくない。このゆるいマレーシアにおいて、日本人の真面目さは貴重です(笑)。適度なバランス感覚を持って仕事をしていきたいですね。
ただ、外国人と一緒に仕事をしていても、日本人としての矜持は忘れたくない。このゆるいマレーシアにおいて、日本人の真面目さは貴重です(笑)。適度なバランス感覚を持って仕事をしていきたいですね。